もはや博愛主義ではサラウォーターズを説明しきれない

黄昏の彼女たち　上【電子書籍】[ サラ・ウォーターズ ]

＜p＞＜strong＞〈このミス〉〈週刊文春〉第1位作家の大作ミステリ！＜/strong＞＜/p＞＜p＞1922年、ロンドン近郊。

戦争で男手を喪い、母とふたりで暮らすフランシスは、生計のため広すぎる屋敷に下宿人を置くことにする。

広告に応じたのは若い夫婦、レナードとリリアンのバーバー夫妻だった。

家の中に他人がいる生活に慣れないフランシスだが、ふとしたきっかけからリリアンと交流を深めていく。

公園でのピクニック、『アンナ・カレーニナ』の読書、そして互いの過去を知りあうことで……。

いつしかふたりの女性に芽生えた感情は、この物語をどこへ運んでいくのか？　心理の綾を丹念に描いて読む者を陶酔させる、ウォーターズの傑作。

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